1月25日26日第30回北海道雪崩講習会道央校の実習講習会が開催されました。

1月25日26日は中山峠付近の山中にて第30回北海道雪崩講習会道央校の実習講習会が行われました。基本クラス25名、中級クラス15名、上級実践クラス3名、講師・講師志望生19名、事務局4名が参加。例年になく外気温は-4℃前後と暖かく、風も弱く訓練には絶好の天気に恵まれ訓練メニューを順調にこなすことができました。積雪観察・ピットテスト、シグナルサーチ・エアポートアプローチ、複数埋没、プロービング、シャベリングと埋没シナリオのレスキューを班ごとに実習しました。総合シナリオトレーニングでは、雪崩遭遇時のコンパニオンレスキューにおけるリーダーの指示、メンバー間の情報共有、チーム連携プレーなど実りあるある訓練になったと思います。
次年度は中級クラス、上級実践クラス、講師志望クラスを受講しますとの声も多く聞かれました。なお、上級実践クラスは二日間とも近郊の山岳エリアにてリスクマネジメントを実践しながらパウダー滑走を楽しんだようです。
総勢80名ほどが参加しての講習会でしたが、今回もトラブルや事故もなく無事に講習会を終えることができました。事務局を担当された方々に感謝いたします。
道北校、道東校とまだまだ雪崩講習会は続きます。引き続き関係者の皆さんよろしくお願いします。
シナリオ実習の様子は下記より

1/16実習事前ミーティングが行われました。

昨夜オンラインにて第30回北海道雪崩講習会の実習事前ミーティングが行われました。道央校、道北校、道東校の受講生、講師、運営委員など約80名が参加。「雪質の講義」ののち、各班ごとに自己紹介、実習内容、装備、注意事項などについて説明がありました。参加の方は特に防寒対策に留意してください。

1/12講師クリニックを開催しました。

12日快晴の中山峠付近にて25日26日開催の第30回北海道雪崩講習会実習講習会に向けての講師クリニックが行われました。午前中は講師志望生を中心に積雪観察とピットチェック、午後は中級クラスを想定したシナリオトレーニングを行いました。パーティメンバーの多くがリグループポイントで待機していて上から雪崩が発生し3名が埋没した想定。捜索リーダーの決定、メンタルマップでの検討、シールの装着での登り返しなど少し複雑なシナリオですが、現実的にはよくある状況です。講習会メニューも年々バージョンアップしています。中級クラス受講の皆さん、楽しみにしていてください。
クリニック参加者の情報では尻別岳は昨年と違い、クラックや雪崩跡が多数あるようです。降り始めが大量降雪のためか笹や灌木などがアンカーになっていないと思われます。山域全体で同じような状況かもしれません。注意しましょう!


「積雪観察ノート」を改版しました。

雪質分類の名称変更に伴い、NPO法人北海道雪崩研究会製作の「積雪観察ノート」を改版しました。耐水紙使用、リフィル補充可能で、使い勝手は良いと思います。ご入り用の方は当研究会WEBサイトの「問合せ」よりお願いします。