昨夜オンラインにて第30回北海道雪崩講習会の実習事前ミーティングが行われました。道央校、道北校、道東校の受講生、講師、運営委員など約80名が参加。「雪質の講義」ののち、各班ごとに自己紹介、実習内容、装備、注意事項などについて説明がありました。参加の方は特に防寒対策に留意してください。
1/12講師クリニックを開催しました。
12日快晴の中山峠付近にて25日26日開催の第30回北海道雪崩講習会実習講習会に向けての講師クリニックが行われました。午前中は講師志望生を中心に積雪観察とピットチェック、午後は中級クラスを想定したシナリオトレーニングを行いました。パーティメンバーの多くがリグループポイントで待機していて上から雪崩が発生し3名が埋没した想定。捜索リーダーの決定、メンタルマップでの検討、シールの装着での登り返しなど少し複雑なシナリオですが、現実的にはよくある状況です。講習会メニューも年々バージョンアップしています。中級クラス受講の皆さん、楽しみにしていてください。
クリニック参加者の情報では尻別岳は昨年と違い、クラックや雪崩跡が多数あるようです。降り始めが大量降雪のためか笹や灌木などがアンカーになっていないと思われます。山域全体で同じような状況かもしれません。注意しましょう!
「積雪観察ノート」を改版しました。
第30回北海道雪崩講習会の開講式・理論講座が開催されました。
11月23日りんゆうホールを会場に受講生・関係者50名ほどが参加して第30回北海道雪崩講習会の開講式・理論講座が開催されました。
講義内容は1.雪崩発生のメカニズム 2.雪崩リスクマネジメント(理論編) 3.積雪観察・積雪安定性評価 4.雪崩リスクマネジメント(実践編)5.雪崩サーチ&レスキュー。
参加の皆さん、お疲れ様でした。何かの都合で視聴できなかった方は、別途送信されるURLより動画視聴してください。
第30回北海道雪崩講習会の受講者及び関係者を対象にした今後のスケジュールは下記を予定しております。
・2024.12.22(日)雪崩トランシーバー操作学習会(任意)
・2025.01.12(日) 講師クリニック(中山峠)*対象講師
・2025.01.16(木) 実習講習会事前ミーティング 19:00〜 Zoom にて
・2025.01.25(土).26(日) 道央校実習講習会・修了式
・2025.02.01(土).02(日) 道北校実習講習会・修了式
・2025.02.08(土).09(日) 道東校実習講習会・修了式
・2025.02.12(水)解散式・反省会*日程調整中
11月13日北海道雪崩研究会のCPDが開催されました。
NPO法人北海道雪崩研究会のCPD(Continuing Professional Development)が開催されて、当会研究・研修委員会の榊原より新しい積雪分類とAvaSARの講義がありました。分類については新雪→降雪粒子、こしもざらめ雪→こしも雪、氷板→氷状体。雪質の見極め方、逆構造の存在、積雪観察のポイントなど。雪崩埋没は7度以下が多いので、訓練は平地でやったほうが良い。掘り出しの整列は1m間隔、掘り出し始めは雪を横に移動も。レスキューは15分、35分、60分を目安とする。人工呼吸は最初に5回、日本の昨シーズンの雪崩死亡データでは外傷による出血死が5名。・・・シーズン前に良い研修となりました。
2024年秋季北海道山岳雪崩安全セミナーが開催されました。
第30回北海道雪崩講習会(2024-2025シーズン)の受講生の募集を開始しました。
道央地区勤労者山岳連盟及びNPO法人北海道雪崩研究会共催の第30回北海道雪崩講習会(2024-2025シーズン)の受講生の募集を開始しました。
ここ数年は申込締め切り前に受講枠が一杯になっておりますので、受講検討の方は早めの申し込みをお願いします。
また今シーズンより道東校も開催予定ですので、道東方面にお住まいの方の積極的な参加をお待ちしています。
◆受講申し込みは下記よりお願いします。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdfcNViuXWmQsHeHWhWhHyDHusS4fIGdj-4kulMZNC9xGSUFw/viewform?vc=0&c=0&w=1&flr=0&pli=1
11/2(土)「秋季北海道山岳雪崩安全セミナー」が開催されます。
NPO法人北海道雪崩研究会では下記要領にて「2024年秋季北海道山岳雪崩安全セミナー」を開催します。未公開の雪崩遭遇ヒヤリハットなど盛りだくさんのプログラムになっておりますので、ご来場の上ぜひ聴講いただければと思います。
■日時 2024年11月2日(土)13;00~17:00 *12:30受付開始
■会場 りんゆうホール 札幌市東区北9条東2丁目1-8 りんゆう観光 2階
*来場には公共交通機関をご利用ください。
■参加費:1,000円
■申込 準備の都合上下記URLより参加申込をお願いします。
https://forms.gle/yFbjhQeLhyz5MmjVA
*定員になり次第締め切らせていただきます。
■プログラム
13:00 開会
13:05最新冬山装備の紹介 双樹智道氏(株式会社秀岳荘)
13:30漁岳雪崩ヒヤリハット報告((NPO法人北海道雪崩研究会 吉成久和)
別狩岳東尾根雪崩遭遇の動画と救出談話(今村大祐氏)
14:00利尻山・羊蹄山雪崩事故の積雪調査報告(雪氷災害調査チーム 原田裕介氏)
14:30利尻山・羊蹄山雪崩事故における行動について(国際山岳ガイド 佐々木大輔氏)
15:00休憩
15:15パネルデスカッション「近年の雪崩事故における積雪状況と雪崩事故〜回避行動や捜索活動のあり方」
モデレーター 松浦孝之(NPO法人北海道雪崩研究会)
参加者:佐々木大輔氏、原田裕介氏、榊原健一、吉成久和、他
17:00閉会予定
(終了後懇親会予定)
*プログラムは変更になることがあります。
2月3日4日札幌近郊6市合同訓練の講師補助を担当しました。
札幌地方山岳遭難防止対策協議会を組織する6市の救助隊及び北海道警察本部山岳救助隊が、2月3日及び4日に札幌市南区滝野自然学園において合同で、研修及び訓練が実施され、当会(北海道雪崩研究会)会員が講師として参加しました。
1日目は北海道警察山岳救助隊による山岳遭難事案等についての講演及び保温ラッピングの実演、雪崩サーチ&レスキューについての当会講師による座学及び机上トレーニングを実施。
2日目は4つの班に分かれて、午前中に積雪観察・ピットテスト、エアポートアプローチ、プロービング及びシャベリングの訓練を実施し、午後は複数埋没のシナリオトレーニングを行いました。最後のシナリオトレーニングでは、リーダーの指揮のもと、捜索者の皆さんに役割分担を意識した有機的な動きが見られ、大変、意義深い訓練となりました。
第29回北海道雪崩講習会道北校の実習講習会が開催されました。
2月3日4日比布町「遊湯ぴっぷ」周辺にて、受講生16名、講師9名が参加して第29回北海道雪崩講習会道北講習会の実習講習会が開催されました。
1日目は積雪観察・ピットテスト、エアポートアプローチ、複数埋没、プロービング、シャベリングなどの訓練を実施。
2日目は雪崩埋没者救助の3種のシナリオ・トレーニングを行い、受講生の上達が確認でき、また講師陣にとっても良い訓練となりました。
紋別、北見、網走、中標津、美瑛など遠隔地からの参加もあり、北海道講習会の広がりを実感しました。参加の受講生、指導いただいた講師の皆さん、お疲れ様でした。
基本クラスは訓練初心者も多く、講師陣も戸惑いながらの指導でしたが、講師陣の比率が高かったので、受講生にはかなり濃密な指導ができました。
下記から雪崩埋没者救助訓練の動画が見られます。
https://youtu.be/6stA8KVFqEA